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近況はツイッターに書いております。

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著者へ伝言

■ 2008/12/30(火)

◆造型素材について

私もささやかながらですがこの数年で色々な素材を使ってみました。
そろそろ造型素材について自分なりに考えを纏めてみようかと思います。

彫塑性
インダストリアルクレイ>スカルピー>ファンド>エポキシパテ>ポリエステルパテ

彫塑性、つまりヘラによる形の整えやすさはやはりインダストリアルクレイがトップです。ヘラで押したままの形が作れます。
2位はスカルピーでしょう。さすがにインダストリアルクレイには及びませんが、スカルピーもかなり彫塑性が高いです。
3位はファンドですが、彫塑性ではだいぶ劣ってきます。
4位のエポキシパテはそうとうベタベタしますし、ヘラで押した際にかなり反動が返ってくるので、扱いにはコツが必要になるでしょう。
5位のポリパテですが、そもそもこれは可塑剤が入っていないペースト状の物なので、彫塑性という点では論外になるので末席です。

硬さ
ポリエステルパテ=エポキシパテ>ファンド>スカルピー>インダストリアルクレイ

硬化後の丈夫さについて。
ポリパテとエポパテを同位でトップにしてみました。もちろんポリパテとエポパテは質感がだいぶ違いますし、エポパテ自体にも様々な種類があるのですが、とりあえず丈夫に作りたいならパテを使えばよいでしょう。
3位はファンド。ファンドは彫塑性にしても硬さにしても中途半端であります。まぁ硬すぎない適度な硬度が工作しやすいわけでもありますが。
4位はスカルピー。彫塑性が高く便利なスカルピーですが、硬化後はロウのような質感になるので、切ったり削ったりする際はボロボロ崩れるので扱いが難しいです。そもそもスカルピーは硬化後に整形する物ではないのでこれは仕方が無いかな。
5位がインダストリアルクレイ。そもそもこれは油粘土なので硬化しません。なので末席です。

値段
単位体積あたりの値段を出そうかと思ったけど面倒なのでだいたいで決めます。
ファンドとインダストリアルクレイとポリパテは安いです。ただしポリパテはチューブで買うと高いので、1kg(あるいはそれ以上の)缶で買う事。
スカルピーとエポパテはちょっと値段が高くなってしまいます。まぁ高いといってもそれほど高価なわけでもないけれど。


次回はインダストリアルクレイについて書いてみようと思います。
■ 2008/12/29(月)

◆シリコンシーラント


補修用のシリコンシーラント。333mlで300円程度です。
型取りのシリコンの嵩増しに使えると聞き、ちょっと前に買ってみたのですが、やはり流動性が無いので全く使えませんでした。

いや使えない事も無いのですが、わざわざこれで底上げするくらいならちょっとコストが掛かっても普通の型取り用シリコンを多めに流した方が良いのではないかと私は思います。

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◆フルスクラッチのモチーフについて

フルスクラッチでフィギュアを作る際、何を作るかというと、当然自分の好きなキャラクターを作ります。では好きなキャラが居ない場合はどうするかというと、そこそこ知名度があって、かつイベントで当日版権を貰えそうなキャラクターを作る事にしております。もちろん立体化させて面白そうなキャラクターであるという事も大事だと思います。

自分の場合、やった事の無いゲームや見たことの無いアニメのキャラクターを作った事もあります。好きでもないキャラを作る事ができるのかという疑問もあるかもしれませんが、数ヶ月かけて作っていると、どんなキャラにでも愛着が沸いてしまうものなので、その点に関しては問題は無いです。
私の場合は「作る」という事自体を楽しんでいるので、作る対象は別に何だって良いのではないかと思っております。

こんないい加減なスタンスで作っていると原作のファンの人に怒られてしまうかもしれないのですが、昔モデルグラフィックスのインタビューで宮川武さんも「原作はよく知らないまま作っている」と言っていたので、意外とそういうモデラーは多いのかもしれません。
何時間も掛けてゲームをやっていると模型を作る時間がなくなってしまうので、原作のファンをやりながらキャラクターの立体物を作るという事は案外難しい事なのではないかと私は思います。

そういえば私は大学時代に軽音楽部でドラムを叩いておりました。でも私はドラムを叩くという技術的な事には興味があったのですが、音楽自体にはあまり詳しくなく、友人に頼まれた曲をそのままやっておりました。
そう考えてみると私は今も昔もあまり変わりが無いのかもしれません。
■ 2008/12/28(日)

◆瞬着の硬化促進剤

アルテコのスプレープライマーはasseのPR-01とどう違うのだろうか?

asseブランドから出ているPR-01ですが、メーカーは同じアルテコです。
スプレープライマーは正味量100mlなのに対し、PR-01は70mlしか入っておりません。それなのに値段はPR-01の方が高いような気がします(正確な定価は知りません)。

なんにせよ、スプレープライマーは420mlの大きな缶も売っているので、それを買った方がお買い得なのは間違いないでしょう。
■ 2008/12/27(土)
 
今日はどうでも良い雑談を。

以前ラジオで聞いたのですが、アニメ監督の細田守さんという人はファミレスでコンテを書いているらしいです。アニメのコンテという物は部屋の中で1人でも製作する事ができるのですが、それだと独りよがりな物になりがちなので、あえてファミレスのような世間の雑踏の中で仕事をするようにしているそうです。

それを聞いて、自分がやっている模型作りも同じような物かもしれないと思いました。すると私も行きつけのホモバーで模型を作った方が良いのだろうか。いやそういう問題ではないか。

さて、先日ホビコンに参加したのですが、やはりあのようなイベントに参加するのは大事な事だと実感しました。自分が作った物を他のモデラーの作品と一緒にビッグサイトの舞台に並べてみると、自分の部屋に置いていた際には見えなかった点が色々見えてきます。なにより、自分が出品した物を買ってくれる人や写真に撮っていく人に直に触れる事で世間の評価をダイレクトに受けることができます。1人で作って完成させる模型作りの場合、こういう事は非常に大事な事ですね。

それともう1つ。
これまでは自分のサイトで製作過程と完成写真をアップするのみだったのですが、この前スクラッチ系の掲示板等で製作中のフィギュアの写真を投稿してみたところ、意外と色々なアドバイスが貰えて勉強になりました。実際に人と会って話を聞く事に比べて、ネット上の場合は相手の顔や素性が分からないので情報の取捨選択がやや難しいのですが、やはり誰かしらの意見を聞くと言う事は自分1人で進めるよりも有益な事なのかもしれないと思ったのでありました。
■ 2008/12/26(金)
 

松本零士心の叫び

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◆フッ素系離型剤


シリコン型にレジンキャストを流す際に使うフッ素系離型剤。
これを使うと非常に抜けが良くなって便利なんですが、1本2700円もします。もっと安くしてほしいのう。
■ 2008/12/25(木)
 
あえて今日飯島愛のビデオを見ようかと思ったのですが、やはりやめました。

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◆脱力ワード

人糞力発電
1件。あるのか?

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◆遠心器


1年ほど前に遠心力脱泡器を作ろうと思って研磨機を買ったのですが、製作をずっと後回しにして現在に至っております。以前KOBAさんから円形の枠も貰ったので、そろそろ遠心器作ってみようかのぅ。


そして関係ない話ですが、半年ほど前からWindowsXPの64EditionというマイナーなOSを使っております。先日、このOSだとMDプリンタが動かない事に気が付きました。
面倒ですが、MDプリンタ印刷用に適当なハードディスクに普通のXPのOSを入れなければならんです。
■ 2008/12/24(水)

◆脱力ワード

ウンチエイジング
38件。結構多いな。

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◆アッシマーとF91


ホビコンで買ったガンプラが完成しました。(実は既にホビコン会場で暇つぶしに作り始めておりました。)

アッシマーはなかなか良いキットだと思いました。ちゃんと変形もするし大変満足です。しかし今調べてみたら3年も前に発売されたキットのようで、今更それに感動するのもちょっと変かな。

F91は悪くは無いけど良くもないです。小型MSのMG化という事に意義があるキットなのだろうか。でもやはりガンプラは変形した方が面白くて商品価値が高いかなと思いました。

しかし成型色の状態でこれだけ色分けされている物をわざわざ塗装する必要は無いよね。まぁ黄色いアッシマーを赤くしたい場合は塗装せざるを得ないけれどね。

昔はゲート痕やヒケは消さないといけないと考えていたのだけれど、最近はそんな物は気にしなければ良いのではないかと考えるようになりました。モデラーとしてはずぼらになってしまったのかもしれないけれど、でも人間は月日と共に価値観が変わるものだからこう考えるもの決して不自然な事ではないでしょう。
■ 2008/12/23(火)

◆脱力ワード

ドーテニング
「ガーデニング」のようなオシャレっぽい雰囲気で童貞振りを嗜む事。
1件。用法が違うけど既に1件あったか…。

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◆ホビコン06

では先日のホビコンの簡単なレポート。

朝、国際展示場駅にて。
ここに来るのも1年ぶりだな。


今回は新作2体を販売しました。おまけ展示も1体あるので3つ並んでおります。


ちなみにこれが今回パンフレットに出したディーラーカットです。
余裕があったらオリジナルで動物とかRUN人形でも作ろうかと思って「他にもあるかも」なんて書いたんですが、やはりそんな余裕はなく、告知どおりの2種のみの販売になりました。


知り合いディーラーの猥幽亭さんの所はすごい数を並べております。
黄色のベースは100円ショップで買ったそうです。相変わらず100均活用しとるのぉ。


八戒さんもありました。


猥幽亭さんは今回も例の100円ショップのパイプで展示台を組んでおります。
後ろも見せてもらいました。なるほど。


新しい接着剤を発売するらしく、どこかのメーカーの人がチラシを配って回っておりました。LEDのライトを当てると固まる接着剤らしいです。興味津々ですが、でも高そうだな。


さて、11時台はお客さんが来なくて暇で暇で仕方が無かったのですが、12時頃からポンポン売れていき、あっさり完売してしまいました。ありがたい事です。


中古ブースのガンプラ屋さんでガンプラをかなり安値で売っておりました。hgucアッシマーが半額の1000円、MGF91が1500円だったので、この2体を買いました。F91は黒い方は1000円だったのですが、500円高くても白い方が良かったのでこちらを選びました。
それと、エアテックスの0.3mmダブルアクションエアブラシ未開封の物が3000円だったので買いました。
毎回中古屋巡りが楽しいです。


そんなわけで店を畳んで帰ります。
1年ぶりだったけど楽しかったなぁ。
■ 2008/12/22(月)

◆脱力ワード

童貞御三家
2件。

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◆新作できました


今年は2体も作る事ができました。
左の物が去年作った物で、真ん中と右が新作です。この新作2体でホビコンに参加して参りました。展示場と製作工程のコーナーにこの2体をアップしたので、詳細はそちらをご覧になって下さい。

久しぶりに日記以外でサイトの方を更新したのですが、未だにホームページビルダーの使い方がよく分からず結局手書きで書いております。そろそろHP製作ソフトの使い方を覚えたいと思って数年前にビルダーを買ったのですが、やはり一生手書きで書くことになるかもしれないです。

次回のホビコンは3月にあるらしいのですが、参加するかどうかは未定です。1月が版権締め切りなので、それまで参加するかどうかじっくり考えようと思います。
■ 2008/12/21(日)
ホビコン行ってきました。



同日同所で開催されていたドッグフェスティバルがやや気になりました。

早めに完売したので、ブースを放ったらかして中古屋でプラモ漁っておりました。
色々疲れたので、詳細は後日報告を書こうと思います。
■ 2008/12/18(木)

◆脱力ワード

ガラスの30代
17500件。
ロマンポルシェの曲にこんなタイトルがあるらしい。

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◆Mr.カラー


クレオスのMr.カラーが値上げされ、瓶の形もリニューアルされたようですが、どうやら大瓶のホワイト(写真右)が売り場から無くなった様な気がします。

私は年に1〜2回しか塗装しないし、大瓶ホワイトもあと1瓶あるのでまだしばらくは大丈夫ですが。

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◆アルテコ液について

また劣化に困るアルテコの話。


2年前くらいに買って、ずっと未開封のままにしておいたアルテコ液を開封して使ってみたんですが、どうやら既に劣化している模様。なかなか固まらないし、瞬間硬化スプレーで固めても脆いようでナイフを入れるとボロボロに崩れます。

なかなか固まらないのは冬だからという事もあるかもしれない。しかし未開封のままでも2年も置いておくと駄目になってしまうのだろうか。それともただの気のせいだろうか。

私はアルテコなんて年に数回しか使わないし、使う際もほんの少量ずつしか使わないので、なかなか困ります。やはり光パテをメインに使う方が良いのかな。
■ 2008/12/10(水)

◆脱力ワード

うん権分立
うんこの権力集中を防ぐための制度。2件
何故この言葉でヒットするのか理解できない。

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◆HDカラー?

模型屋に「MGガンダムMk-II HDカラー」というプラモが並んでおりました。

↑こんなパッケージです。これは一体なんじゃろう。

どうやら今度発売されるΖガンダムのブルーレイボックスと連動した商品らしい。Ζガンダムってちょっと前にDVDボックスが出たばかりのような気もしますが…そういえばあれから随分経ったのかな。とにかくVHS、LD、DVD、Blu-rayと規格が変わるたびにボックスを出すのはお約束のようです。

Blu-ray版の宣伝文句より。
「ブルーレイ化にあたり、富野由悠季監督の監修によるハイデフィニションテレシネを実施。DVDでは潰れてしまいがちだった細かいラインや、色のくすみ、フィルムならではの色のディープさや荒立ち感、流れのあるペンタッチも、HDの解像度でより判別できるようになっています。」

…必死だな。

確かにDVDの720×480という解像度では今となっては物足りないのはわかるのですが、モチーフが20年前のアニメ、しかも劇場スクリーン向けではなくテレビ放送向けの映像ならブルーレイの表現能力は関係無いと思うんだよね。
このサイトでブルーレイ版とDVD版の違いをアピールしているのだけれど、どうみても色合いと明るさを調節してるだけにしか見えないです。ブルーレイになった利点は解像度が上がったというだけだと思うから、同じサイズに縮小した絵では違いは分からないと思う。

でも多分そんな事はバンダイビジュアルの広報の人も充分わかった上でこういうPRをしているのだと思います。「10人中8人はこれにツッコミ入れるだろうなぁ」なんて思いながらこういう広告を出してたりするんじゃないでしょうか。
■ 2008/12/09(火)

◆脱力ワード

ゲロテロリスト
1310件。
しかし今ではすっかり聞きなれてしまったけれど「着エロ」や「エロテロリスト」も充分馬鹿ワードだよね。

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◆ヤスリ


タミヤのベーシックヤスリセットがヨドバシで441円でした。今までちゃんと見てはいなかったけどこんなに安かったっけ?

3本で441円だから1本147円か。100円ショップで粗悪品のヤスリを買うならこちらを買った方が良いかもしれない。しかし3本セットだけど私の場合使うのは1本だけだから単純にそうとは言えない。でもまぁどのみち441円なら安いです。

前のヤスリは10年近く使っておりましたが、やはり定期的に買い換えるべきだと実感しました。新品は削り具合が全然違います。
■ 2008/12/08(月)

◆脱力ワード

世紀末童貞伝説
そういう漫画が既にあるのかいな。9件。

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◆坂本龍馬

今日も誰でも知っている有名人についてとりあげてみようと思います。

坂本龍馬(1836〜1867)


司馬遼太郎の影響で過剰に評価されつつある龍馬さんを私があまり好きではない理由は、ただこの人が有名で人気があるからというだけの事かもしれない。

坂本龍馬は17歳の時に剣術修行を許されて江戸に遊学し、北辰一刀流の千葉道場に入門します。北辰一刀流と言えば当事の名門中の名門の流派ですが、龍馬が授与された目録は「剣術」ではなく「長刀」の目録である事に注目したいです。現在風に言うならば、早稲田大学のような名門校に入学するのですが、学部は社学のような比較的容易に入れる学部であったという感じでしょうか。

また、同郷の武市瑞山などは生真面目な人物で江戸遊学時代にもひたすら学問に励んだようですが、龍馬さんはこの時期はあんまりお勉強をしなかったようです。江戸遊学を終え国許に帰った22歳の頃、龍馬さんはふとした事で自分の無学を恥じるようになり、それからむさぼる様に学問するようになったそうです。



もちろん藩から剣術修行の許可を貰い、長刀と言えども北辰一刀流の目録を得るほどの人物なので、勉強もスポーツもある程度の成績は修めていたのでしょうが、10代から20代前半の頃の龍馬さんは普通の学生さんとたいして変わらなかったのかもしれません。社会人となってから一念発起し会社を興して大成功したというタイプの人間と考えても良いかもしれません。

美化された伝記などでは子供の頃から異彩を放っていたように書かれる事もありますが、実際の前半生はそれほど凡人と変わりがなかったと考えてみると、龍馬さんにもちょっと好感が持てるようになるかもしれません。
■ 2008/12/06(土)

◆脱力ワード

脱力するオリジナルワードを考えてみる遊び。

童貞偽装問題
偽装問題が相次ぐ世の中、ついに童貞も偽装の対象に。5件。

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◆なぜか信長

今日は誰でも知っている有名人について、なんとなく書いてみようと思います。

という事でこの人。

織田信長(1534〜1582)

詳細は忘れてしまったのですが、何かの本に「織田信長が非凡であるところは、桶狭間での勝利がマグレだった事をしっかり自覚していたというところだ」という事が書かれており、大変納得した記憶があります。

織田信長という人物は政治家、軍政家としては大変優秀な人物でしたが、戦術家としての能力はあまり優れていなかったというのは有名な話です。秀吉や家康は戦上手で名高いのですが、信長は戦闘司令官としてはパッとしなかったようで、姉川の合戦や対本願寺戦など、数によるごり押しで何とか勝利を得るような戦争ばかりしております。

そんな織田信長ですが、全国デビュー戦とも言える桶狭間の合戦では世界陸戦史上でも類を見ない程の見事な奇襲作戦を成功させております。この時信長は若干26歳。

26歳の若さでこんな見事な大勝利を収めてしまったなら、自分は戦の天才なのかと勘違いしてしまうのが普通でしょう。とにかくヤケクソに全力でバットを振ってみたらたまたまボールが真芯の位置に来てくれて、その結果ホームランになっただけだとしても、それがマグレであるという事を冷静に認める事は大変難しい事です。私だったら以後もずっとその過去の栄光であるホームランが忘れられず、打席で大振りを繰り返してしまうと思います。



実際信長がどのような考えを持っていたかなんて今となっては確認のしようがないのですが、もし本当に信長が桶狭間の結果を謙虚に受け止めていたのなら、これはなかなかできることではないでしょう。それ以後は信長は充分な兵力差を付けた安全な戦しかしなくなるのですが、それが本人の冷静な自己分析の結果だというのなら、まさに信長は傑物であると思います。

「どういう人間が賢い人間なのか?」という問いには人それぞれの色々な答えがあると思いますが、絶頂期に謙虚な考え方ができる人間こそが賢い人間だと私は思っているのです。
■ 2008/12/05(金)

◆脱力ワード

脱力するオリジナルワードを考えてみる遊び。

二次元ポケット
5070件。
こういう同人サークルがあるらしい。

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◆椙山

「椙山学園」という学校があるそうなのですが、「椙山」という字が何て読むのかわかりませんでした。誰かこんな苗字の人がいたはずだというのは覚えていたんですが…。

どうやら「椙山」は「すぎやま」と読むらしい。「すぎやまこういち」の「すぎやま」でした。
すぎやまこういち氏は「椙山」という字が読めない人が多かったので名前を平仮名にしたそうですが、なるほど、私も読めませんでした。
■ 2008/12/04(木)
 
21日のホビコンは西館開催!?

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◆脱力ワード

脱力するオリジナルワードを考えてみる遊び。

unk48
歌って踊れるスカトロアイドルグループという設定なんですが、既に10件存在。
駄目だ。みんな考える事は同じなのかな。

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◆同性婚

ちょうど1ヶ月前の11月4日はアメリカで大統領選でオバマ氏が勝利するという大きなニュースがありました。私は共和党のマケインさんの方を応援していたのですが、でも日本人である私には投票権も無いことですし、それに関して何か言う権利もないと思います。

さて、大統領選の陰に隠れてしまいあまり目立たなかったニュースですが、同じ11月4日にカリフォルニア州で同性結婚を禁止する法案が住民投票で可決されるという、ちょっと信じられない出来事がありました。ホモ的にはこちらの方が重大なので、今日はこれについて触れてみようと思います。

アメリカで最初に同性婚が認められたのはマサチューセッツ州で、2004年の出来事でした。続いてカリフォルニア州が2005年に同性結婚法案を可決させるのですが、州知事のシュワルツネッガーが色々ゴネやがりましてなかなか認められませんでした。今年2008年5月にカリフォルニア州最高裁が同性婚を認める判決を下し、ようやくカリフォルニアでも同性婚が認められたのですが、11月4日の住民投票では52:47の僅差でまた同性婚が禁止されてしまったわけです。

どの分野でも、改革が進むと次には保守的な反動が起こってしまうという事は世の常であり、仕方の無い事なのかもしれませんが、これはなかなか怒りを覚える出来事であります。何をやっとんねんカリフォルニアと思ってしまいました。

同性愛者側の、つまりマイノリティー側の人間がいくら騒いだ所で世間にはたいした影響にはならないので、「自分には関係ないや」と思っているヘテロ側の皆さんにも是非これは興味を持っていただきたい出来事だと思っております。

ちなみに日本では同性婚はまだ法的な議論すらされていないので、認められるのはまだまだ先の話になるでしょう。次期アメリカ大統領のオバマさんは同性婚に関しては肯定的に考えているようなので、それに関しては期待できますね。
■ 2008/12/03(水)
 
風邪が流行ってるみたいなので、注意ですね。

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◆俺語

昨日に続き、今日も脱力するオリジナルワードを考えてみよう。
うん地球博
既に20件存在。今日も駄目か。
ちなみにマスコットキャラクターは「モリモリゾー」と「ブリッコロ」というのですが、そんな設定はどうでもいいか。

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◆江戸城天守閣

2006年公開の『大奥』という映画を先日見ました。
映画自体はあんまり面白くなかったのですが、作中に江戸城の天守閣が登場します。

これです。姫路城でロケをしたようです。今日はこれについて書いてみます。

江戸城の天守閣は17世紀の半ば頃の明暦の大火で消失して以来、今日に至るまで再建されておりません。映画『大奥』は18世紀の正徳年間が舞台ですから、既に江戸城には天守閣が存在していないわけです。しかしながら、私はその間違いを指摘したいわけではありません。

普通、映画にしてもドラマにしても、時代劇を撮影する際は専門家が時代考証を担当します。数億円もの費用をかけて製作する映画の場合は特に綿密に時代考証をします。江戸城には天守閣が無いという事は撮影業界でも常識でしょうし、製作者側がこの天守閣の事を知らないわけがないでしょう。この江戸城天守閣は、この時代には存在しない事を承知した上であえて撮影されたのです。


ではなんでわざわざ天守閣を撮影したのでしょうか?天守を映す事でどんな利点があるのでしょうか?考えてみましょう。

●利点1
絵的にも大変美しいカットを撮ることができる。

●利点2
日本の城郭の象徴でもある天守閣を映す事で、物語の舞台がお城の中であるという事を視聴者に一瞬で伝える事ができる。

●利点3
壮大な天守閣を映す事で徳川幕府の権力の大きさを視聴者に一瞬で伝える事ができる。

利点はこのくらいでしょうか。
せっかくの時代劇なのだから、天守閣を含んだ絵を撮りたいという考え方も、もっともな事だと思います。

それに対する欠点はなんでしょうか。

●欠点
時代考証が杜撰なのではないかと感じ、作品全体を疑ってしまう。

ずばり欠点はこれです。
後で冷静に考えれば、製作者側は全てを分かった上で天守閣を撮っているという事が理解できるのですが、私は最初にこの映画で天守閣を見た際には「これはいい加減な映画なのか」と思わず疑いの気持ちを持ってしまいました。時代劇好きの人なら江戸城天守が映されているのを見ると、どうしてもそこに引っ掛かってしまうことでしょう。

さてさて、そろそろ結論を出してみましょう。この『大奥』で天守閣が映されている最大の理由は、「これが大奥ものだから」という事で間違いはないと私は思います。

今年の大河ドラマもそうですが、大奥ものは時代劇の中でも女性の視聴者が非常に多いジャンルになります。普通、時代劇を見る人たちは年配の方や私のような時代劇マニアの人が多いのですが、大奥ものの場合は比較的ライト層の視聴者が多くなります。
マニア層と違い、ライト層の場合は時代考証にはほとんど関心が無いので、天守閣が映されたとしてもさほど気に留める事はないでしょう。ライト層の視聴者に対しては先に挙げた3つの利点のみが欠点なく働くので、天守を映す効果が肯定的に機能するのではないかと私は考えております。
■ 2008/12/02(火)
 
今年の流行語大賞は両方ともよくわからんです。
考えてみたら毎年よく分からないかな。年々ユーキャンの必死さがにじみ出てきているような気もする。

では自分で流行語を考えて作ってみよう。
EDはるみ
チンポが立たなそうな名前ですが、googleで検索すると既に202件もありました。

童貞の範囲内
既に1920件も!ありえない!おかしいぞこの国は。

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◆宇宙軍

この前取り上げた『MOONLIGHT MILE』より。

作品中アメリカの宇宙軍が登場するのですが、「U.S.SPACY」と記されております。


宇宙軍を「SPACY」と表記するのはマクロスが元祖で、「SPACY」という言葉自体もマクロスのスタッフによる造語だったはずです。ガンダムの世界でも1989年のポケ戦で「SPACY」表記を使い始めるのですが、「SPACY」という単語には元々別の意味があるようなので1999年のPGガンダムからは「SPACE FORCE」という表記に改めたという事はガンプラを作る人なら皆知っている事だと思います。

米軍には、数年前に再編成で吸収されるまでは「宇宙軍」が存在したようです。その宇宙軍の表記は「U.S.Space Command」です。しかしながらこの宇宙軍は我々が想像するような本格的な宇宙軍ではありません。

もし数十年後に米軍に宇宙軍ができた際はどのような表記になるのでしょうか。「ARMY」「NAVY」が造語なのだから、宇宙軍も同じく造語で「SPACY」というのもあり得るでしょう。でもせっかく言葉を作るならわざわざ「宇宙(SPACE)」ではなく別の言葉を元にして作ると思います。

しかし空軍がそのまま「AIR FORCE」なので、宇宙軍もそのまま「SPACE FORCE」になる可能性は非常に高いですね。私はそうなると思うな。
■ 2008/12/01(月)
 
昨日NHK教育でフィギュア特集をやっていたという話の続き。
今日はフィギュアについて私なりに考えていこうと思います。

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◆フィギュアはそんなに立派な物なのか


私自身ガレージキットを作ったり造型の真似事のような事をしているのでフィギュアという物を充分肯定的に理解しているつもりなのですが、フィギュアが昨日の放送のようにNHKで取り上げられたり伝統文化やルネサンス美術と並び評されるほどの物なのかというと正直疑問に思います。フィギュアは決してくだらないものではないけれど、かといってそんなに高尚な物として持ち上げられるべき物でもないでしょう。そんなアンビバレントな感情が私の中にはあります。

以前に海洋堂の宮脇専務がスカパーか何かの番組で「ワンフェスに参加してるような連中が芸術家を気取ったらアカン」と言っておりました。私もその通りだと思います。
フィギュアの世界は奥深く、誰もが容易に達人になれる様な甘い世界ではないですが、あくまでサブカルチャー、あくまでオタク文化だという事も忘れてはいけません。私は決してフィギュアは恥ずかしいものだとは思わないけれど、だからといって世間様に対して胸を張れる物でもないと思います。メインカルチャーに対するサブカルチャーとしての「照れ」の気持ちは常に持ち続けないといけないと思います。

「漫画やアニメは日本が世界に誇る文化です」なんて言葉がありますが、それはエスタブリッシュメントな人物が言うからこそ意味がある言葉なわけで、漫画以外の文化をロクに知らないオタクな人がそれ言ったところで説得力は皆無でしょう。いい歳した大人が電車の中で漫画を読んだり、公共の場でフィギュアを堂々と広げたりするのはちょっと違うのではないかと私は思うのです。
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