最近全く更新していないので、日記はお休みします。
近況は
ツイッターに書いております。
■ 2009/06/26(金)
◆またフィギュアそろそろフィギュアでも作るか。
ここまでは以前にこの日記で書いた通りです。
服、特にスカートを作るのが毎回面倒なので、今回は作りやすいように水着の物を作ります。「凄い物を作ろう」なんて考えずに、「誰でも作れる簡単な物を作ろう」という考えで私は毎回作っております。
後ろに振り向くポーズにしてみたいので、上半身を前に倒してみます。
これまでと同様、1/9スケールくらいの大きさです。
髪の毛が付きました。
分割ラインがちょっと面倒だな。
無事手足が切れました。
分割面もできました。
髪の毛以外は6パーツ。
とりあえず髪の毛以外は完成。
服着てないと楽だな。次回作も裸の物を作ろうかな。
続きはまたいつか。
■ 2009/06/23(火)
◆今日もシリコーンゴム昨日も書きましたが、私はシラスコンRTV-8000というシリコンゴムを使っております。何でこれを使っているかというと…何でだろう。以前はBe-JのHG-017というシリコンを使っていたのですが、一度ちぎれた事がありまして、それ以来より強度のある(らしい)RTV-8000を使っております。
でもどれだけ強度に差があるのかは実は私もよく分からずに使っております。値段もHG-017と変わらないし、今まで何も問題も起きていないし、どうせ通販で買うのだからまぁこれで良いかという程度の気持ちで使い続けております。
そんなRTV-8000に対する唯一の不満点は色です。RTV-8000は硬化剤が緑色で、硬化するとうすーい緑色のゴムになります。緑色というよりも白色と言っても良いでしょう。
ここに白のレジンキャストを流すと、レジン部分とゴム部分の見分けがつかないんだよね。その為、空気抜きに流れたレジンを脱型し忘れる事がたまにあります。他のゴムみたいに硬化剤の色が紫とかにならないのだろうか。これだけが不満です。
なにはともあれRTV-8000というシリコンは評判もよく私もおすすめなので、シリコンどれを買うか迷っている方はこれにしてみたらどうでしょうか。RCベルグのサイトから通販で買えます。3498番のシリコンと混ぜて使うと良いとか聞きますが、面倒なんで私は8000番オンリーで使っております。
■ 2009/06/22(月)
◆シリコーンゴム昨日とりあげたホビージャパン90年8月号でこんな広告発見。
私も現在使っているシラスコンRTV-8000。現在は1kg3000円ですが、この頃は500gで3400円もしたのか。シリコンが1kg3000円程度に落ち着いたのっていつ頃なんだろう。90年代後半の頃かな。ちなみに最近は原油高の影響で3100円くらいに値上げしてるけどね。
ところで型取りをする際にシリコンを節約する手段として、以前に作ったシリコン型を細切れ状のブロックに切り刻んで埋めて量増しする手法が有名ですが、これはわざわざやる必要あるのかなと最近は思っております。細切れブロックを埋めたところで節約できる量はせいぜい300g程度で、1kg必要な所が700gになるくらいのものです。仮に500g節約できたとしても1500円分程度ですね。その程度の額ならケチらずに普通に流した方が手間も掛からないし強度面でも安心だと思います。
■ 2009/06/21(日)
◆今日もνガンダム昨日の続きで今日もhi-νガンダムを作ります。
よし、完成だ。
それにしてもファンネル背負ってるから随分幅を取るな。後ろの人が相当迷惑そうだぞ。
hi-νガンダムといえば90年8月号のホビージャパンがあったから見てみよう。
フルスクラッチの作例が載っております。フルスクラッチだし、90年の作例なので、今見ると大分見劣りします。
出渕裕の設定画も載ってます。絵の方は結構かっこいいな。でもやはりバランスが古臭いかな。
それにしても宗教の世界には経典遵守主義というものがあるのですが、模型の世界でも似たようなものがあるのではないでしょうか。例えばこれ。
89年出版のガンダムセンチネルのEx-sガンダム。頭が小さくて肩が大きいのが特徴。発表当時は大変読者にインパクトを与えた作例なんですが、今見るとこれやっぱり変だよ。後に出たHGUC版やMG版の方が明らかに格好良いと私は思います。
映画にしても音楽にしても、過去の作品は美化されやすく、現在の作品は酷評をうけやすい傾向があります。表現技術や概念というのは時間と共に進化していくので、過去の作品と現在の作品を公平に比較するのは難しいですが、先人の作品だから徒に評価を上げるというのではただの思考停止ではないでしょうか。
さてhi-νガンダムに話を戻しますが、90年のデザインを評価する人もいれば、2009年今日のデザインの方を評価する人もいます。20年も時間差があるので純粋に両者を比較するのは難しいですが、仮に現在のデザインが90年に発表され、90年のデザインが今日発表されたらどうだろうかと考えてみるのはどうでしょう。もしくは200年後の人が2つのデザインを見比べたらどう判断するかなんて考えるのも良いかもしれません。
なんにせよ、私はhi-νガンダムにせよ、Ex-sガンダムにせよ、プラモデルのデザインを素直に受け入れて良いだろうと考えております。無理に過去作を持ち上げて意地を張らなくても良いんじゃないかな。でもMGガンダム2.0のデザインは退化しているという意見には私も同意です。
■ 2009/06/20(土)
今日痔について学んだ事
イボ痔のイボってのは血流が停滞した"うっ血"により起こるそうだ。肛門に力を掛け過ぎたり無理な姿勢を取っているとうっ血が起こりやすいらしい。5年前くらいからアクロバットな姿勢でウンコをしてみる事に挑戦し始め、それ以来やみ付きになってしまったのだが、私のイボ痔はもしかしたらそれが原因かもしれない。
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◆νガンダム映画にしろ音楽にしろ小説にしろ、男なら流行り物に安易に飛びついたらあかん。本当にそれが自分に必要なのか、自分が本当にそれを欲しているのかを考えてから購入すべきである。仮にそれが新発売で現在話題になっている商品でなかったとしたら自分はそれを購入するだろうかという事を常に考えなければならない。
プラモデルもまさにその通りである。新発売のキットをホイホイ買っているようなミーハーな輩にロクな人間はいないだろう。
さて、今月発売のHi-νガンダム買いました。
とりあえずこの辺まで組み立てました。
それにしても2003年に発売されたゼータガンダムと比べると明らかに成形技術が進化しているのがわかります。これは1/144の模型ですが「1/100スケールです」と言われて写真を見せられても信じてしまうくらい精度が細かくて驚きです。
■ 2009/06/18(木)
今日痔について学んだ事
ウンコはアルカリ性らしい。だから肛門が荒れるそうだ。
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◆シリコンについて先日作ったフィギュアの型ですが、使ったシリコンの量は800g+650gでした。何と1キロ半で済んでしまった。値段にしたらいくらかな。1kg3000円程度だから4500円か。意外と安上がりに済んだな。
キャスト代3000円と離型スプレー2500円を足せばコストは10000円か。こう考えると結構掛かっているな。このフィギュアは来月のワンフェスで販売しようと思っているのですが、4000円で申請してしまった。後で手続きをすれば値下げするのは自由なので、3000円くらいで販売しようかと思っております。2000円でも5個売れば元が取れるな…。まぁ値段はいつも通り当日の朝会場で考える事にします。
しかし未だに本申請結果が出ていないので、ワンフェスで販売できるかどうかはまだ不明です。折角作ったのに過去作の再販しかできなかったら寂しいのう。
ちなみにシリコンはあと3kg残っております。これであと2作品作れる計算になるな。シリコンはレジンキャストほど鮮度を気にしなくて良く、2年くらい経っても問題なく使えるので便利なものです。
■ 2009/06/16(火)
よし、お前らよく聞け。
俺はいぼ痔だ。
そもそも人は何で痔になるんだろう。ちょっと暇なとき勉強してみるかな。
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◆型について先日作ったフィギュアの型ですが、写真にある通り全部で11パーツを1つの型に納めました。このように全パーツを1個の型にまとめるか、数パーツ毎に小さい型に分けて作るか、どちらかが良いのか今日は考えてみよう。
1つの型にまとめると、1つのパーツが上手く抜けずもう1度生産し直す場合は残りのパーツもついでに生産しなければなりません。それに対し、何個にも分けて型を作れば必要なパーツがある型にだけキャストを流せば良いわけだから、キャストの無駄もなくなります。その点では分けたほうが便利かな。
しかしながら、何個も型を作ると生産する手間が増えてしまいます。
輪ゴムと板を外す→前回流して固まったキャストを脱型する→空気抜きを掃除する→離型スプレーを吹く→板と輪ゴムで止める→キャスト2液を混ぜて流す
集中して作業するとして、ここまでの時間がだいたい13分くらい掛かります。型が4個あるとするなら全パーツを生産するのに13x4で52分もかかる事になってしまいます。ちょっと気を抜くと1時間かかってしまうわけだ。
それに対して1つの型にまとめた場合は13分…型がちょっと大きくなった分を考えても15分程度で全パーツが生産できるわけです。この点では1つの型にまとめた方が便利です。
そんなわけで、私はできるだけ1つの型にまとめる事にしております。2、3個しか生産しないのなら型を複数個に分けても良いのですが、10個以上生産する事を考えるとやはり1つの型にまとめて効率良く生産したいものです。
■ 2009/06/15(月)
Chopin
皆さんはこれ読めますか?
音楽好きな人はちゃんと「ショパン」と読めるかもしれないけれど、普通の人は初見だと「ちょぴん」としか読めないよね。
フランス語では「ショパン」なのかもしれないけれど、英語圏では普通に「チョピン」と発音するのかと思いきや、英語でもやっぱり「ショパン」と読むらしい。何でやねん。「カトリーヌ」は「キャサリン」だし「シャルル」は「チャールズ」なのに何で「ショパン」は「ショパン」のままなんだろう。
疑問だったので調べてみた。
ルイ14世の時にフランスアカデミーという物が創設され、フランス語というのは洗練され非常にエレガントな言語になったそうだ。ちなみにフランス語の響きがカッコ良いという事は今日に至るまで変わってないと私も思う。それ以来イギリスでも文化最先進国であるフランスをリスペクトして、フランス人の名前なんかもちゃんとフランス語のままで発音する事になったそうです。なるほど、確かにショパンはフランスアカデミー以降の19世紀の人だな。
しかし21世紀の今日では英語は使用人口もはるかに増えすっかり国際的言語になっているわけだから、そろそろフランス語に遠慮なんかせずに「Chopin」は「チョピン」と読んでも良いんじゃないだろうか。「Mozart」も「モザート」でいいでしょ。あ、やっぱりそりゃ駄目か。
■ 2009/06/14(日)
古代ペルシアのゾロアスター教ではこの世は光明神と暗黒神との対立で成り立っていると説かれているが、我々の生きる現代社会は"ズル剥け"と"包茎"の対立で全てが説明できるような気がする。私はもちろん包茎側の人間である。
模型作りという趣味は世間から見れば極めて包茎側の趣味に分類されるが、その模型界の中にもズル剥け側のモデラーと包茎側のモデラーが存在するだろう。そして私はもちろん包茎側である。
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◆Ζガンダムさて、今日はHGUCゼータガンダムを作りました。
これもなかなかカッコイイな。
以前からMGのゼータガンダム2.0を買おうと思っていたんですが、やはりMGだと作るのが大変なので自分にはこのHGUCくらいのボリュームが丁度良いのかもしれない。
それにしてもゼータの脚のこの部分ってこんなに角ばっていたっけ?
MGゼータ1.0ではゼータプラスのように丸まった脚になっていたけれど、ゼータの脚は元々こういう角ばった形が正しいのか。MG1.0が出たのは96年頃だと思うけれど、あの頃はまさかゼータプラスまでがMGで出る事になるとは誰も思ってなかっただろうから、あえてゼータをゼータプラス的にアレンジをして発売したというわけなのかな。
さて、また来週も何か買ってきて作ってみようかな。しかしバンダイのガンプラに拘る必要も無いな。何か変なプラモ買ってこようかな。
■ 2009/06/13(土)
◆ズゴック先日ちょっと書いたのですが、本当に買ってきた。
ズゴックとゼータガンダム。
515円と1176円。ゼータガンダムはズゴック2体分か!!
まあフィギュアも完成した事だしガンプラでも作る事にしよう。
ところでズゴックの説明書にこんな写真が載っております。
「水中巡航姿勢」
これ寝かせただけだろ。
パーツ数も少ないのでアッサリ完成。手足も良く動くしなかなか良いキットです。それにしてもこれは10年前の1999年に出たキットなのかよ。
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◆スケールさて、私は1/8スケールのつもりでフィギュアを作っているんですが、スケールの割にはちょっとサイズが小さいのではないかと言うことに最近気が付いたのだ。
1/100ガンダムが19cm
1/144ズゴックが13.5cm
私の作るフィギュアが17cm
女性の平均身長が158cm程度だから17cmだと1/9.3程度のスケールの模様。今までいちいちサイズなんて測らずに作りやすいサイズで好きなように作っていたのですが、なるほど1/8と言うにはだいぶ小さいな。
次回販売する時から表記を変えようか、どうしようか。しかしスケールなんてわざわざ気にする人も居ないだろうし、イベントでは実物を実際に目の前に展示するわけだから、それに付随するスケール表記なんてのは1/8だろうが1/10だろうが1/5だろうがどうでも良いことでしょう。気にする人いるのかな。まぁ自分の中ではこの大きさを1/8という事にしておこうと思います。
今ふと思ったのだけれど、フィギュアのスケールというものは身長ではなく頭部の大きさで決める物ではないでしょうか。身長なんてのは等身を変えたり脚の長さを変えたりすれば幾らでも伸ばす事ができるわけだから、あんまり参考にならないと思う。そのフィギュアのボリュームというのは頭部のでかさと肩幅で決まるような気がするのですが、どうでしょう。
■ 2009/06/12(金)
お前らよく聞け。
俺は包茎だ。
よし、早速治療に行くぞ。
雑誌広告でこんなのを発見…。それにしてもなんだか引っかかる広告だな。
何で先生の顔がこんなでっかく載ってるんだろう。「ウチはちゃんとした医師がやってるんですよ」というアピールなんだろうけど、こんなにデカデカと顔が載ってると逆に胡散臭く感じるな。
こんなに支店の数もある。やはり包茎治療もコンプレックス産業の類だから儲かるのかな?それにしても医学部を出た歴とした身分のお医者さんがどのような経緯で包茎専門の医院を始めたのか、他人事ながら非常に興味を持ってしまいます。
この医師の名前を検索してみると経歴を発見。
> 門野衛一郎
> 平成2年 国立徳島大学医学部卒業
> 平成2年 東京ノーストクリニック開設怪しい…。これ本当の経歴かいな?
医学部卒業して即開業なんて考えられない。ドクターにすらなってないではないか。
こんな掲示板も発見。どうやら詐欺っぽいな。ネタでチンチン見てもらいに行こうかと思ったけれど、やはりやめとこう。
■ 2009/06/07(日)
今日でフィギュア作りは最終回だ。もう2回に分けてやろうかとも思ったが、面倒臭いので今日で一気にやってしまうぞ。お前らも漏らさないようにせいぜい気をつけるんだな。
1日しょうもないボケを挟んだが前回の続きだ。
型にキャストを流して生産したレジンキットにエアブラシと筆でエッコラと色を塗るぞ。
そんなわけで塗り終えた。今回は比較的塗装も楽だったな。
さて、これで完成…と思ったそこのお前。さんざん説教してきたのにまだ分かってねえようだな。本当にお前は理解力の悪い昆虫野郎だ。このままではただ「ゲームのキャラクターをフィギュアにしました」というだけで何の意味も持たねえだろ。真の男がこんな意味の無い事をするとでも思っているのか?いいか、よく聞けよ。本当の模型製作はこれから始まるんだ。覚悟しとけ。
これまで作ってきた物は、料理に例えるならあくまで前菜に過ぎない。ではこれから主菜を作るぞ。
素材はこの木製のベースを使うことにする。これにサーフェイサーを吹いて目止めして、ラッカー塗料で色を付けるぞ。とりあえず青く塗ってみるか。
青く塗ったらその上にプリンタで印刷した物を貼って完成だ。「アマガミ」というゲーム名を聞いてまずこれを思い浮かべた。要はただの駄洒落だ。
製作した作品の上にオマケで作ったどうでもいいフィギュアを乗せて完成である。俺はただただこのネタをやりたいが為に今日までこのフィギュアを作ってきたのである。真の男ってのはたった1つの駄洒落の為にフィギュアをフルスクラッチするものさ。最近の若造はやたらと気軽にギャグを言いたがるようだが、お前らも真の男を目指したいなら1つのチョイギャグにでも命をかけろよ。
以上で男ゲンさんの模型作り講座も終わりである。お前らも俺を見習って明日から精進してほしい。ではさらばだ。
■ 2009/06/06(土)
おう、虫。
最近雨が多いな。モデラーは湿気を恐れる為に雨だと製作を中止する輩が多いが、男なら天気なんかに左右されるなよ。実際問題つや消しを吹く場合くらいにしかなかなか影響は出ないもんだから心配すんなよ。
というわけで、今日は朝から晩まで製作する事ができたので、いよいよ完成したぞ。思えば長かったな…。
手前味噌になってしまうが、なかなかカッコ良いのではないだろうか。
ガンダム顔なんだけど奥まっててよく見えないよね。
変形するキットなんで腰がフニャフニャしててちょっと困るな。
HGUCでありながらも、なかなかボリュームがあるキットだった。やはり次回はもっとシンプルな物を作りたい。Zガンダムなんかが欲しいけどあれも変形するから面倒なのかな。するとズゴックあたりが良いかもしれんな。今度買ってこよう。
■ 2009/06/04(木)
今俺の中ですごい来てるぞ。ビリーズブートキャンプが。今こそビリーだな。ワゴンで投売りしてるしな。お前らも流行り物にすぐ飛びつくなよ。1年半くらい待ってから飛びつけよ。
という事で型作りの続きだ。
シリコン流しも終えて型が出来たぞ。出来たからと言って安心するなよ。むしろ型作りはここからが本番だ。
これから空気抜きを彫っていくわけだ。入り口があっても出口がないと湯は流れないからな。口から飯食って尻から糞を出すのと同じだな。俺の場合はあらかじめ爪楊枝を埋めて大まかな空気抜きラインを作っているわけだが、真の男を目指すお前らは入り口も出口も全部一からナイフで彫れよ。
出来上がった型に試しにキャストを流してみた。ほとんど上手く流れたが、左下の胴体のパーツだけちょっと流れていないな。まぁこれは入り口が狭いだけだからゲートを広げてやれば流れるから問題ないな。
そんなわけで今日は終わりだが、折角だから何か考えてみるか。原型とは何だろう。型とは何だろう。
そもそも俺達は何で原型を作っているのだろうか。それは型を作るためである。直接ゴム型を加工して作る事ができるのならそうしているのだが、それが出来ないから仕方なく粘土やパテで原型を作りシリコーンゴムを流して型を作っているのだ。つまり原型作りとはすなわち型作りなのであり、型を作るまでがフィギュア造形だと言えるであろう。
その理屈で行くならば、ゴム型さえてきてしまえば原型はもう全く必要が無いわけであり、破壊しても全く問題はないのである。実際にソフトビニールキットの場合は原型は蝋で作って、型を作る際に溶かしてしまうわけだし。
原型とは例えるなら空き缶のプルタブの様な物だろうか。今時プルタブなんてないけれど、あれは缶を開ける為に存在しているだけであって、プルタブその物には全く価値はないわけだ。いやむしろ空き缶などの容器そのものに例えた方が良いかもしれない。容器とは中身があってこそ意味があるわけであり、中身を全部飲み終えた後の缶やパックはただのゴミでしかないわけだ。
そう考えるならば、やはり真の男は型を作った後は原型は破壊すべきであろう。用済みのチケットの半券なんかを大事に持っている奴がたまにいるが、あんなのは女子供のやる事だからな。男なら用済みの物は全て破壊しろ。これが今日の結論だ。
そんじゃ続きは明日だ。あばよ。
■ 2009/06/03(水)
おう、虫ども。
続き行くぞ。
さて、流したシリコンも固まったから粘土剥がすか。
ん?なんだと?男はダボなんか打たねえなんて言っときながら実はしっかり打ってるじゃないかだと?いちいちうるせえ虫だな。文句がある奴は黙ってまよねーず先生の
職業「便器」でも読んでろ。
粘土を全部きれいに取り除いたら反対側にもシリコンを流すが、シリコン同士が引っ付かないようにバリアコートを塗っておく必要があるぞ。
たまに間違えてここでフッ素系離型剤を吹き付ける奴がいるが、これは出来上がったゴム型にレジンキャストを流す際に使う物であって、ここで使うとシリコン同士は引っ付いてしまうぞ。俺はこんなミスをした事は無いがうっかり者のRUNならやりそうだな。
ここで使うのはこれだな。「バリヤーコート」とかいうよくわからん液体だ。これを筆で塗るぞ。無色透明で固まると膜になるぞ。まあ大まかに言えばラッカー塗料と似たような物だと思って良いな。
バリヤーコートが無いなら別にこれじゃなくても良いだろう。グリスやハンドクリームなどの油でも大丈夫なはずだ。リンスでも良いかもしれんがシャンプーは駄目だぞ。色々試してみると面白そうだが失敗したら粘土埋めからやり直しでリスクが高いな。でも男なら命がけで実験してみろ。俺はやんねえけどな。
ちなみにバリヤーコートは無色透明なのでどこに塗ったかが分かり辛い。よってコピックインクなどで色を付けるという手もあるが、こんなやり方は女子供のやる事だ。
男ならこのように色なんか付けずにガンガン塗れ。塗り忘れなど恐れるなよ。
シリコン部分にのみ塗って原型には塗らないようにとか何とか抜かす奴がいるが、男ならそんな細けえ事を気にするな。口に含んでプーっと吹いてやるくらいが男だな。
原型や塗装後の完成状態は写真に撮ったりするが、型ってのはあんまり写真に撮る機会が無いな。折角だから記念に撮っておこう。お前らは自分のチンポでも撮ってろよ。
今日は説明が多くてあんまり説教できなかったな。男ってのはオーディエンスを煽りながらフィギュアを作り、説教しながら複製するもんだ。続きはまた明日だ。あばよ。
■ 2009/06/01(月)
おし、昨日の続きだ。今日はシリコンを流してやるぞ。
シリコンの量を軽量カップや秤などで量ったりして使うガキが居るらしいがな、あんなのは女子供のやり方だぞ。
真の男はこうだ。ダイレクトに缶の中に硬化剤を注いで混ぜろ。硬化剤の量は多少間違っててもちゃんと固まるからテキトーで良いぞ。
なんだって?こんなやり方ではシリコン1缶分が全部硬化してしまうだと?おいおい、勘弁してくれよ。これで何度目の説教だよ。お前らまだ分かってねえのか。男ならケチケチすんじゃねえ。1缶丸ごと混ぜて余った分は全部捨てろ。シリコンは空けた際に全部使い切る。これが男だ。
ちなみにシリコン缶の質量はだいたい200g、蓋が20g程度だって事を覚えておけば缶の中のシリコンの量が大体把握できるが、そんな女々しいチマチマした事は一切気にせんで良いぞ。
今日は色々疲れたからシリコンを流した所で終わりだ。
なんだと?複製編に入ってから写真が少なくなったし変化に乏しくて面白味に欠けるだと?そんじゃてめーは
涼風真世さんのブログでも見てろ。
続きは明日だ。あばよ。