●白くなっても慌てるな
頑張って塗ったプラモにトップコートを吹いたら真っ白になってしまった!
これはかなりショックですが、エアブラシでシンナー、あるいはクリアー塗料を吹けば簡単に修復できます。
目の細かいヤスリで水研ぎする場合は白い濁りがなかなか取れないのですが、クリアー吹きなら綺麗で簡単に修復できます。
(ちなみにかぶり現象がどうして起こるかについてはこちら)
●それでは実際にやってみましょう
左:写真1 元の状態 右:写真2 かぶった状態。
かぶったのがハッキリわかるためにパーツを黒で塗り、そこにフラットベースを大量に吹いて真っ白にしてみました。
さて、これを修復してみましょう。
左:写真3 シンナーを吹いたもの 右:写真4 光沢クリアーを吹いたもの
写真2「かぶった状態」にシンナーを吹いてみました。
少し色が元に戻りました。
シンナーを吹くというのは単に今まで吹いた塗料を溶かしているだけなので、透明色の樹脂、つまりクリアー塗料を吹いてみます。それが写真4です。
写真2「かぶった状態」に「Mr.カラー46 クリアー(透明)」を吹いてみました。
こっちの方が効果がありますね。
何度か吹き重ねていけばほぼ完全に元に戻りそうです。
●プラ板でもやってみました
真っ黒に塗ったプラ板をかぶらせて白くしました。
それからクリアー塗料をちょろっと吹きます。
かぶった状態
クリアーを吹いた所が元の色に戻った
吹いたところだけ元の色に戻りました。
というわけでおわり。
言うまでも無く一番良いのは「かぶらせない事」です。
塗装に慣れないうちは、つや消しクリアーを吹く時は黒く塗ったプラ板で実験してから吹くようにした方が良いでしょう。