(2015年補足)
ガンプラは洗わなくても大丈夫です。
なので、この項目は読み飛ばして良いです。
かつて私もプラモデルを作る際に逐一パーツを水洗いしており、この項目を書きました。しかしいつしかパーツ洗浄の必要性に疑問を感じるようになり、ここ10年間は洗浄をせずにプラモデルを作っております。
この問題に関してはこのページの下の方で改めて書いております。
●水洗いで汚れを落としましょう
さて、全体にサーフェイサーを吹く前に一度パーツを水洗いしてパーツに付着している油分を落とします。油分の上から塗装をすると、塗装面がにじんだり、塗料が完全にパーツに付着せずペロリと塗装が剥がれてしまう恐れがあります。
使用する物は中性洗剤やクリームクレンザーです。
私は100円ショップの安い洗剤で良いでしょう。
ブレーキクリーナーなども便利なのでお勧めです。
ホームセンターで170円くらいで売っております。
●パーツに付いてる汚れとはなんじゃ?
汚れその1 離型剤
プラモデルのパーツには、成型した金型から射出するときに型から外れやすくする為に離型剤という油が付着しております。これを落とさないまま塗料を乗せてしまうと、マスキングテープと一緒に塗装が剥がれてしまう危険性があります。
ちなみに離型剤ってのはこんなの。
バンダイのプラモデルには塗料の食いつきに問題が出る程の離型剤は使われていないようなので洗わずに塗装しても問題はありませんが、ガレージキットや海外製のプラモデルの場合は油が付いていることが多いので、必ず洗い落としましょう。
汚れその2 手の汚れ
ペーパー掛けやヒケ処理をしているうちに手の油などの汚れがパーツに付いてしまう場合があります。
●それでは洗うのだ
バケツか洗面器に水をくみ、そこに台所用中性洗剤にクリームクレンザーを混ぜ、その中にパーツをしばらく漬けておきます。
そして洗剤をつけたスポンジなどでパーツを磨き、水で濯いで洗剤をきれいに落とします。
後は十分に水気を拭き取り、乾かして終わりです。
私はいつも風呂に入りながらチンコと一緒にパーツを洗うようにしております。
あまり小さいパーツはなくしてしまう可能性もあるので、無理に洗わなくても良いでしょう。
●で、洗う必要はあるんですか?
冒頭でも述べましたが、ガンプラの場合は洗う必要はありません。
「パーツを洗うのが楽しくて仕方がない」というわけでもなければ、余程の汚れが付いたのでない限り洗わなくて良いでしょう。
バンダイやタミヤのプラモデルは塗装に影響がでるほどの離型剤は付いていないので、ラッカー塗料で塗装する場合は洗わなくても全く問題はありません。
(ただ、中国のメーカーの飛行機模型を作った際にマスキングテープを剥がしたら一緒に塗料も剥がれた事がありました。海外製品の場合はちゃんと洗った方が良いかもしれません。特にマスキングをする事が分かっている箇所はツールクリーナー等の脱脂剤で拭いておいたほうが良いでしょう。)
洗った場合、油分が取れて明らかにパーツを手で触った感じが変わります。しかし、手触り感が変わっただけで、ラッカー塗料の乗りはほとんど変わりません。何度か試してみたのですが、洗った場合と洗わなかった場合で、ラッカー塗料の剥がれ具合の差はまず感じられませんでした。逆の言い方をするなら、ラッカー塗料はそれ程食いつきが強力であるわけです。
洗う事によってプラスになる事は間違いないのですが、そのプラス値はわずかなものです。わざわざ時間と手間をかけて1個1個パーツを水洗いしたところで、それによって得られる利点はほとんど判別不能です。塗料というものはどうせ剥がれるときには剥がれます。
「パーツを洗うのが楽しくて仕方がない」というわけでもなければ、余程の汚れが付いたのでない限り洗わなくてよいでしょう。
次は「サーフェイサー吹き」です