まずはオリジナルデカール作成に必要な道具を紹介。
●プリンタ
デカール印刷に使うプリンタですが、一般的に普及しているインクジェットプリンタよりもアルプス社から販売されている熱転写型のマイクロドライプリンタの方がデカール印刷に向いています。
第一の理由は、白インクが使えるから。第二の理由は耐水性に優れているからです。
インクジェットプリンタでもデカール製作はできますが、白インクを使ったデカールは作れません。
アルプスMD-1000
アルプスMDプリンタは今では店頭での販売は行っておらず、最新型のMD-5500が通信販売されているのみとなっています。(参考:マイクロドライプリンタ(アルプス電気))
●インク
MDプリンタはインクジェットプリンタと違い、カートリッジ式のインクリボンとなっています。
各色の価格はこちら(SUPPLY&OPTION適合表)を参照してください。
ちなみに通販で買うと、定価の上に送料800円も取られてしまうので、近場にMDプリンタ用インクリボンを取り扱っている店があるならそこで買うのがおすすめです。ウチの近所だとヨドバシカメラに置いてるぞ。
●台紙
熱転写型プリンタ用のデカールは、私が知っている限りでは「WAVE」と「モデラーズ」の2つです。
近所の模型屋で取り扱っているので、私はいつもWAVE社のデカール台紙を使っています。
600円でB5サイズの台紙が3枚入っています。
waveの「クリアデカール」
定価600円
●ドロー系グラフィックソフト
これは必須というわけではないのですが、オリジナルデカールをデザインするのにはペイント系ソフトよりも、ドロー系のソフトの方が便利です。
理由は各部分の拡大縮小が自由にできるからです。
ちなみにペイント系というのはビットマップデータを扱うソフトで、ドロー系というのはベクトルデータを扱うソフトです。