>  > ラッカーパテについて

たいした話ではないですが、ラッカーパテについての小話。


●"塗る"と"擦り付ける"

ラッカーパテの問題点といえばヒケて体積が変化する事です。
では何でヒケるかと言うと、シンナーが揮発するからです。
よってヒケる割合を少なくするにはシンナーをあまり混ぜなければ良いわけです。


ヒケとその処理の項ではシンナーでかなりトロトロに溶きました。このくらい薄めれば筆で塗りやすくなります。しかしこの濃度だとシンナーの割合が多い分ヒケも大きいので、大きな傷を埋める事ができません。


気泡などの大きな凹みを埋めるには、シンナーで薄めずにそのままの濃さでピンポイントで擦り付けます。まさに"塗る"というより"擦り付ける"というイメージです。
綿棒を使うと便利かも。さらに狭い箇所には爪楊枝を使ったりもします。ハナクソを擦り付けるような感じでやってみましょう。

シンナー分が少なくなると、パーツへの食い付きは若干悪くなります。しかしながら、元々ラッカーパテは食い付きの良いパテだし、最終的にはサフで表面をコートするのなら食い付きに関しては全く気にする必要は無いです。


その気になればラッカーパテで造型をする事も可能です。
でも他に安くて便利な素材が沢山あるので、わざわざその気になる必要は無いですね。

書いた日:2007年1月
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