もみあげ牧場 > 製作工程 > 旧1/100 ソウリックディアス製作記

HGUC(右)と昔に作った1/100(左)との比較

1/100はΖガンダム放送時に発売されたものだからもう15年くらい前のキット。
対してHGUCは最近発売された新しいキットなので体型もカッコいいですね。
HGUCの体型を目指して旧キットの体型を改修してみましょう。
しかし何故わざわざ旧キット?
これ作ってる間にMGディアス発売が決定したら海パンネクタイで校庭3週だな。

ちょっと長編だけどページ分けるの面倒だからまとめて一気にGO!

■胴体編

胴はやる気の無い一体成型。
ノコでこんな風に分割する。
胴は真ん中でぶった切って3mmほど幅詰め。
胸の出っ張りが小さいような気がするし、エッジも甘いので作り直す。
各面にプラ板を貼って…
こんな風になった。

■腰編

腰はプラ板箱組みから作ります。可動を考えながら作るのはなかなかめんどい。

ウエストが細すぎるような気がするけど、まぁこれでよし。
ところで時々変な色の付いたプラ板使ってますけど、エアブラシのテストピースに使った板を再利用してるだけです。(どうせ削ってるうちに表面はなくなっちゃうし)


腰にポリキャップ入れて腰が回るようにしときます。

ノコで分割したマエダレの形を変えます。


腰のマエダレはパテとプラ板で大きくする。
そんでもってボールジョイントを付けます。(補強として真鍮線を芯にしとる)


こちらがボールジョイント受けの方。


腰の脇に付けるこのパーツ。
なんかもっさりしてるから小さくしました。

■肩編


肩関節は妙にモロいので真鍮線を通してパテで固めて補強。


肩はボールジョイントで接続します。

あと、肩のここのへっこんでる箇所。

ここの合わせ目を消すのはちと無理っぽいから黒く塗った適当なパーツを作って貼り付けます。

■腕編

腕は妙に太くてでかいので小さくしよっと。
とりあえずノコでぶったぎって薄くしてみる。。
だから薄くしすぎだろそれ…。プラ板を貼ってまた厚みを取り戻す。
なにやってんだか (´Д`)

パテで裏打ちしてチビチビ攻撃でボリュームを落とす。
ついでに面構成もちょっと変える。
穴空けたプラ板をボコっと貼り付け…
削り込んで完成。
パイプには3mmスプリングを使いました。
■手編

手はゲルググのやつを使う。ドムのが欲しかったけど持ってなかったからこれでいっか。
前に作った青と白のゲルググは平手しか使わなかったんでこれを貰っちゃいます。
ゲルググの手はディアスには少し小さいので、手の甲を太らせて大きくしてみる。とりあえずプラ板貼って削りこむのはいつも通り。
手の厚みが変わるので、付け根の位置も甲の方に取り付けます。
またまた真鍮線を軸にして…
プラ棒くっつけて終わり。
今回は真鍮線多用しとるなぁ。
■脚編

このキット、脚の面取りが設定がと違っているらしい。デザイン主のマモル=ナガノ博士も激しくつっこんでおられた箇所だから直すしかないのぉ。


プラ板貼り貼り。


こっちも削って貼って。


ちょっと写真が見づらいけど工作後の形(左)と元の形(右)。
マモル、俺頑張ったよ。

おまけ話

旧キットはこういう所に合わせ目ができる作りになってる事が多いです。
、モールドが消えてしまうので彫りなおすしかない。

■バインダー編

背中に背負ってるバインダーを延長します。

まずはノコギリでバッサリ切断。
プラ棒を芯にして繋ぎます。
後はパテで太らせてできあがり。
これだけ長くなりました。


ところがどすこい。ここからが地獄の表面処理。
こういう風にパテで形を作った時は表面に薄いプラ板貼ると表面が綺麗になって良いですね。曲面とかは無理だけど。


ともかくできあがり。
ちっと曲がってるような気がするけど、きっと気のせいだ。

 バインダーの取り付け元はちょっと長いような気がしたんで短く。

■足編
足の関節がフニャフニャ。可動範囲も狭い。
よってボールジョイントで作り直します。
爪先を伸ばします。
伸ばしすぎ…というか甲が低すぎで細く見えます。
厚みを増してみました。
これでよし。

■パイプ編


二の腕についているパイプがなんか変だったからカットします。


パイプ部分はスプリングをくっつけます。
2色のバネを使い分けたかったんですが、1色しか無かった…。

とりあえず体はこれで完成。
ちと腰が細いような気もするけどまあいっか。
どうせリックディアスじゃないんだし。

■頭編

 さて、いよいよ頭部である。
まずは2枚の写真を見てみましょう。製作初期の写真です。

 

今回のリックディアス、「最初の頃は真面目に作っていたのだが、途中で乱心した」というわけではなく、当初からこういうネタを目論んでいたらしい。

そんなわけで今回もアミエグラン製のおやぢヘッズを乗せてみます。(アミエ様、新作ヘッドも期待しております)

このコイズミヘッド、ちょっと上を向き気味のようなので、首を削ってちょっとだけ角度を変えます。

あとはプラ棒を取り付け、胴体のポリキャップに接続できるようにします。

マキコヘッドの正体はこれ。模型屋の店員さんが「売れ残ったから素材として使ってね」とか言ってタダでくれました。(ワシに何を期待してるんだろうか…)

頭の金具を引っこ抜いて、首をちょん切ります。
そして(バラエティーグレードの為)コイズミ首と同じ太さのプラ棒を取り付けました。

この色を再び使う時が来るとは…
ムネオの時と同じ色だとつまんないので、これをベースに少々色を変えて肌色を作りました。

■おまけ

 今回一番大変だったのは「真面目に普通のリックディアスを作ろうかな」という誘惑との戦いでした。
そんなわけで、カラーリングだけは適当なオリジナル色ではなく、リックディアスの色にしてみました。あんま変な色にすると体がリックディアスである事に気付いてもらえないかもしれないし。

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