2cm対空機関砲38年型です。
後にこれを4連装化した「2cm Flakvierling 38」という機関砲も登場します。
さて、この兵隊さん達は青い制服で分かるように空軍の兵隊であります。
高射砲部隊はどこの国でも陸軍所属であるのが普通なのですが、ナチスドイツでは対空砲部隊も降下猟兵(落下傘兵)も何故か空軍の所属になっております。これは空軍大臣ゲーリングが「空に関するものは全部空軍所属じゃい」と無茶な主張をして自分の縄張りを広げた為、このようなややこしい形になったそうです。
この3人の兵隊は高射砲兵なので肩章の縁取りや襟章が赤色になっています。
襟の鳥マークの階級章、左腕の逆三角形の袖章、右胸とヘルメットの鷲のマークの空軍徽章はデカールを自作して貼り付けました。
写真左の双眼鏡の指揮官:上等空兵 襟章 鳥3羽 袖章2本線
中央、砲に座っている射手:一等空兵 鳥2羽 袖章1本線
写真右の装填手:二等空兵 鳥1羽 袖章無し
■キットについて
ドラゴンの6368「2cm Flak Crew」と6546「2cm Flak 38 後期型」を使いました。
後期型は6288に比べて照準器と椅子が簡略化されております。
■おまけコーナー:こんな所で発見、2cm Flak 38
2cmFlakといえば『プライベート・ライアン』でしょう。ラストの戦闘シーンで敵の武装親衛隊の装備として登場します。
緊急事態という事で、台車に載せたまま射撃を始めます。
タイガー戦車なんかよりもこの2cmFlakの方がはるかに活躍するというのが嬉しい。
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