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●セコセコ道 シンナー編

 ラッカー塗料を使う場合、シンナー(溶剤)は必要不可欠です。特にエアブラシを使う場合は洗浄する時にもシンナーを使う為、シンナーの使用量はかなりのものになってしまいます。
そこで今回はシンナーをケチるお話。
安いシンナーの紹介と、再利用のすすめです。

 まず模型用としてうっているGSIクレオスのこのシンナー。

写真右が普通の「Mr.カラーうすめ液(特大)」、左はエアブラシ用の「Mr.カラーレベリングうすめ液」です。エアブラシ用の方にはリターダーが入っており、塗装の光沢度を高めることができます。

 さて、このMrうすめ液シリーズの容量と値段を見てみましょう。

商品名 容量 値段 1mlあたりの値段
Mr.カラーうすめ液(小) 50ml 150円 3円
Mr.カラーうすめ液(中) 110ml 250円 2.27円
Mr.カラーうすめ液(大) 250ml 600円 2.4円
Mr.カラーうすめ液(特大) 400ml 800円 2円
Mr.レベリングうすめ液 110ml 300円 2.72円
Mr.レベリングうすめ液(特大) 400ml 900円 2.25円

中の方が大より割安になってるのが謎ですが、ご覧のようにMr.うすめ液はかなりのお値段がします。

 ここでホームセンターで売ってる「ラッカーうすめ液」と比較してみましょう。

注意:このシンナーは模型用と比べて強力な溶剤なので、これを使って塗装するのはやめた方がよいです。あくまで洗浄用として使いましょう。

容量 値段 1mlあたりの値段
250ml 320円 1.28円
400ml 480円 1.2円
1l 780円 0.78円
4l 1680円 0.42円

こちらはかなり安いですね。
4lなんてMr.カラー特大容器10杯分ですから、気にせずガバガバ使う事ができます。
漢なら迷わず4リットル買いです!
ちなみに定価が不明なのでここに書いた値段は近所のホームセンター調べです。場所によってはもっと安い所もあります。

●おまけ道 ラッカーシンナーを小瓶に移す

 洗浄用のホームセンターシンナーはそのままではとても使いにくいです。
カラッポになったMr.カラーうすめ液の容器に入れて使うと便利。でも塗装用シンナーなのか洗浄用シンナーなのか区別がつくようにしておきましょう。

 移す時に便利なのがこれ。

灯油をストーブに入れるときに使うやつ。スポイトでチマチマやると時間がかかるので、これで一気に移しましょう。
ちなみにこれを使うと高確率でシンナーをこぼしてしまうので、室外でやるのがオススメ。

●さらにケチり道シンナー再利用

 使い古しのシンナーは適当な容器に入れて保存しておいて再利用しましょう。
塗料皿、計量カップ、使い切った塗料瓶などを使い古しシンナーの中にドボンと入れて洗えばさらにピカピカ。そしてそのシンナーは再び再利用…といった感じで。


↑使い古しシンナーを少しずつ溜め込むのも密かな楽しみ。
使い終わってカラッポになったMr.カラーうすめ液の容器にでも入れて保管しておくのが吉。

●シンナーの捨て方

 台所の排水溝やトイレにシンナーを捨てるのはちょっとマズいらしいです。
一番良い捨て方は燃やす事。ティッシュに含ませて燃えるゴミに出すのが正しい捨て方です。
 

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