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"白いアルテコ"ことシアノンについて。


●シアノンとはなんですか

高圧ガス工業株式会社が出している接着剤「シアノン」のTYPE DW。これがいわゆる模型業界で「シアノン」と言われているものです。
元々模型用品と全く関係ないただの接着剤だったのですが、「フィギュアマニアックス」という雑誌の13号で紹介されてから急激に模型界で広まったアイテムです。

値段は定価が1500円前後。実売価格は1200円程度です。ちょっと高いな。

さて、このシアノンというのはどんな物かというと、アルテコ改めasseSSP-HGのHG液(紫色の液体)と同じようなものです。使い方もHG液と全く同じで、SSP-HGの粉に混ぜて使います。マイクロバルーンに混ぜてもOKです。


●アルテコとどう違うの?

当然ながら、アルテコ改めasseSSP-HGのHG液とは様々な違いがあります。


まず最大の違いは色で、HG液が紫なのに対しこれは白なので、フィギュア製作で非常に役立ちます。

粘り
HG液の方がサラサラして、シアノンの方がドロドロしています。個人的にはこの点で言うならHG液の方が使い易いですね。

硬化速度
HG液はよりもシアノンの方が硬化が早いです。その為、HG液がなかなか硬化しない冬場にはシアノンは便利です。

その他諸々の違いはありますが、大きな違いはこの3つです。


●どこで買うんですか?

昔は一般販売していなかったので、50個単位で買った漢らしい人がガレージキットイベントで小売していたりしたのですが、最近では普通に取り扱う模型店も出てきているようです。

近所にそういう店が無い場合はネット通販で買うことも出来ます。googleで"シアノン"で検索すれば通販サイトが色々見つかると思います。


SSP-HGは毎回液の方が先になくなり粉が余ってしまうので、液体だけ欲しい際にはこのシアノンを買えば良かったのですが、asseブランドになって以来HG液も通販を始めたようです。(詳細はSSP-HGを買うと案内が入っております。)

書いた日:2007年1月
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