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ドイツ空軍 戦闘機
フォッケウルフ Fw190A-5 エデュアルド 1/72 (2018年11月製作)


Fw190の初期型であるA型。エンジンはドイツ機には珍しく空冷型なのだ。
写真右はタミヤのFw190D-9。D型は液冷エンジンになっているので鼻が長くなっているぞ。
ちなみにこのA-5型はヘルマン・グラーフという有名なパイロットの機体である。

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キャノピーは開いた状態で作った。コクピットから垂直尾翼までアンテナ線が張ってあるが、キャノピーを後方にスライドして開いた状態にしてもアンテナ線は緩まない設計になっている。キャノピーにプーリー(車輪)が付いているそうだ。
ちなみに写真右のD型になるとキャノピーの形も少し変わり、上方に膨らんだ形になるようだ。


エンジンはBMW 801という空冷星型複列14気筒のものである。Ju188のE型と全く同じエンジンだ。
ちなみにJu188のA型は液冷倒立V型12気筒のJumo213で、Fw190DやTa152と同じものになる。
 Fw190 初期型(A型) BMW801(空冷) → 後期型(D型) Jumo213(液冷)
 Ju188 A型 Jumo213(液冷)量産できず → E型 BMW801(空冷)量産
Jumo213は戦闘機に優先的に回されたのでJu188には供給されず、仕方なくBMW801を搭載してE型を量産したようだ。


前列左からFw190A-5、Fw190D-9、Ta152H-1。模型で並べると進化の過程が一目瞭然だわさ。



エデュアルドは元々エッチングパーツのメーカーだったので、このキットにも充分過ぎるエッチングパーツが入っている。正直自分は1/72スケールでここまでのディテールは求めていないよ。


しかし胴体を閉じるとコクピット内はあまり見えない。特に計器パネルは日除けに隠れてほとんど見えんわい。


それにしても完成後にこれだけパーツが余るってのはどうなのよ?もう1機作れそうだな。


キットについて

2017年発売のキット。金型の初出は2015年のA-8型。

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